「自分で考えてやってみる」をコンセプトにした宇宙パラシュート教室。
北神戸田園スポーツ公園にて、コズミックカレッジとして開催しました。
親御さんの感想が、他のワークショップと一味ちがう。そんな開催レポートです。
目次
存分に失敗ができる工作系ワークショップ
文字のない設計書をたよりに作る、宇宙パラシュート。
醍醐味は「失敗は大事なデータであることを体験できる」ことだと思います。
パラシュートの材料は、ポリ袋・ビニールひも・ガムテープに空カプセル(ガチャガチャのやつ)です。
替えは大量に用意しているため何度でもやり直し可能。
設計書ではパラシュートは八角形ですが、六角形になったとか、ひもが短すぎたとか、穴が小さすぎた・・・そういうものは作りきってもらってから、2個目にチャレンジしてもらいます。
失敗作(と思っているもの)を飛ばしたときに、パラシュートはどう開くのか・・・それを知ることも学びです。
ものづくりを行う上で、全く失敗しないことって実は危うい。
内包している不具合に気づかないまま進む可能性があり、事故につながると困る。
不具合を洗い出すためには、失敗したほうが良いときもあるのです。
(もちろん人の命に係わるような、許されない失敗もあるけどね)
設計書通りにならなかった時のパラシュートの動作を知ること。
これは、説明書通りに完成させるだけの工作では得られない体験です。
失敗は大事なデータになります。
ダメなの原因を知ることが、良いものを作る為には必要だから。
宇宙パラシュートを通して、学べることの意義はとても深い。
そして学校では体験できないことかもしれません。
※ちなみに中2の私の息子の自由研究テーマも宇宙パラシュートです。13種類のパターンを作って落下実験データとってました。
自分で考えて、やってみる
時間がある子供たちには、二つ目以降を作っても良いよと言っています。
そうすると、色んな工夫が出てきて面白い。
前回は大きいの作っている子がいましたが、今回は四角形を重ねて8頂点作る子がいました。
これどんなふうに飛んだんだろう・・・(時間オーバーでみれてない)
子どもの発想力は無限大だなって改めて思いました。
参加した親御さんにも学びがある
このワークショップは親御さんにも試練があります。
それは「口出しをしないこと」です。
補助することはOK、でも口出しせず子供が自分で考えて手を動かすようお願いしています。
声掛け事例などもプリントでお渡ししながら、ご協力頂きました。
これけっこう大変なんですよ。
自分で考えて出来る子はいいのですが、うまくできずヘソを曲げる子も出てきます。
私の娘は、うまくいかず泣き出しました(^^;)
その場合の対応が難しかったりしますよね。。。
とはいえ、ぐっと我慢して子供を見守ることで新たな発見があるようです。
お母さん方のアンケートをみると、本当に素敵な時間になったんだなと思います。
まとめ
宇宙パラシュートを開催するのは2回目でした。
緊急事態宣言下ですが、企画当初から宣言がでても開催できるように運営計画をしていました。
会場である公園施設にもご尽力頂いています。あらためて感謝しています。いつもありがとうございます。
そして子供にも、大人にも学びのある深いコンテンツ。
定期開催していきたいなと改めて思いました。
(工夫し放題だからリピート参加できる)
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【前回の開催レポート】