【夏休みの自由研究】月の観察をしよう

夏休みのお悩みといえば【自由研究どうするか問題?!】

「自由に」って言われても…どうすれば?ってなります。
でも研究には「型」があり、それを知るとやりやすくなるものです。

今回は「月観察の型」をまとめました。

目次

月を観察するために望遠鏡をつくろう

昨年はコロナ禍で出来ませんでしたが、毎年「工作望遠鏡」のワークショップを開催しています。

小さな望遠鏡、本格的な望遠鏡どちらも良いレンズを使っています。

ぜひ月観察で活用してみましょう。
(工作として提出もできる)

本格的な望遠鏡は、少し使い慣れが必要です。
明るいうちに遠くのものを見る練習をしておきましょう。

【高性能な工作望遠鏡についてはコチラ】
コルキットスピカ望遠鏡

入門者向け天体望遠鏡の定番!コルキットスピカを推す5つの理由

国立天文台望遠鏡キット

国立天文台望遠鏡キット 子供でも簡単!工作望遠鏡を組み立ててみた【国立天文台望遠鏡キット】

月を観察しよう

いまは当たり前にある「カレンダー」
どこのおうちにもあると思います。

紙などが貴重品だった時代、文字が読める人が少なかった時代。
人はお月様をカレンダーにしていました。

いわゆる「旧暦」というやつです。

新月を月のはじめ「1日(ついたち)」として、次の新月までを1サイクルとして考えていました。
新月から月が満ち、満月になり、欠けていく・・・だいたい29.5日かかるそうです。

1か「月」、英語のmonthもmoonからきているらしい。
お月様は美しいだけでなく、私たちの生活を整える暦としても使われていました。

そんなことを意識しながら、満ち欠けする月を観察してみてほしいなと思います。

お月様を観察するためには、観測場所と時間を決めてください。
月の見える窓、ベランダで見る場所を固定しましょう。

時間を固定すると、毎日の変化が分かりやすいです。
ただし、時間を固定すると見えない時期も多いです。

数日間見れたらOKぐらいのゆるい感じで見上げてみてください。

月の出の時間は月齢カレンダーサイトや、スマホだと「moonbook」アプリが便利です。


参考
月食&星図表示アプリ「Moon Book」
ビクセン

自由研究にまとめよう

自由研究は、下にある基本8項目をチェックしてまとめるとキレイに仕上がります。

 ①タイトル
タイトルは大きく分かりやすく書きましょう。
どんなテーマなのか伝わるように考えます。

②研究のきっかけ
「本で読んだから」「イベントに出たから」などでOKです。
なぜこのテーマに興味を持ったのかが書けるとベスト!

③予想/調べたいこと
調べたいことに対して「こうかもしれない」と予想したことを書きましょう。
月を観察する前に、観察したらどんな感じだろうと考えて書いてみましょう。

④方法・道具
月の観察を行う「道具・場所・日時」などを書きます。
また観察方法(スケッチ、月の形写真を貼るなど)も書きましょう。
写真やイラストなどを使うと分かりやすいです。

⑤結果
月の観察を行った結果を書きます。
ここには「観察結果」だけを書きましょう
(自分の考えや感想はこの後の項目で書きます)

⑥わかったこと
「結果」からわかったこと、新たに疑問に思ったことを書きましょう。
疑問に思ったことを本などで調べた時もここに書くと良いでしょう。

⑦感想
研究の感想をまとめます。
予想と比べてどうだったか、観察はたいへんだったか。。。など
観察全体に対する感想を書くのも良いですね。

⑧参考にしたもの
自由研究の参考にした本・WEBサイトがあれば題名・URLを書きましょう

あとは自分の名前を書くのを忘れずに^^
あくまでも参考なので、研究の内容によってアレンジしてください。

難易度を高くするなら、コチラの「科学者になれる自由研究」がオススメです。

まとめ

自由研究の「型」は月観察以外にも使えます。
ぜひ参考にしてください。

昔の人の「時間の流れ」を追体験しているような気持ちで月を見上げる。

時計もカレンダーもない時代の、時間の流れの中心に太陽やお月様がいました。かつての日本人は月が出る様子をとても愛していたそうです。

そして、その月の出が宴の合図でもあったりして・・・そんな、生活に溶け込んだ月との付き合い方を感じながら1日を過ごしてみるのも良いかもしれませんね。