子供が天体望遠鏡を欲しがってくれると嬉しい。
でも買ったところですぐ飽きるのでは・・・っていうのが、母の悩みでもあります。
天体望遠鏡は場所もとるし、それなりのお値段もします。たまに「粗悪品」と呼ばれるモノもあるため、それを使って「こんなもんか・・・」と思われるのも悲しい。
今回は、工作望遠鏡の1つ「国立天文台望遠鏡キット」を作りながら紹介したいと思います。
目次
国立天文台望遠鏡キットとは?
国立天文台が1家に1台 天体望遠鏡を!という願いを込めて全行程をプロデュースしたものです。
組み立てた後、金星を見ましたがとっても美しく性能もしっかりしていると感じました。
工作用の望遠鏡といえばコルキットスピカが定番なのだけど、新しいラインナップが増えた感じです。
ただお値段がスピカの倍なので、そこは工作の簡単さと引き換えって思った方がいいのかな。
倍率の違うアイピース(接眼レンズ)が2種類あるのは、コルキットスピカと違うところですね。こちらのキットが16倍・66倍、コルキットスピカが35倍なので両方持ってても良いかも。
はめるだけ、ネジで止めるだけの簡単さ!
国立天文台望遠鏡キットは、とても工作が簡単です。
付属の工具1つで完成します。
ネジ止めだけですが、ネジの大きさが2種類あるのでお気をつけください。
【鏡筒(本体)をつくる】
本体のパーツを確認して、ロックリングをはずすと鏡筒たちが2つにパッカーンします。
星を見る時は、ドローチューブを出したり入れたりしてピントを合わせます。だからネジ溝があって、くるくる回して出し入れできるようになってます。
鏡筒を合わせてネジ止めしたあと、アイピースアダプタをつけたら完成
【アイピースを作る】
アイピースは2種類あるので、間違えないようにまずは並べてみるのが良さそう。小さいレンズが4枚あるから間違えないように。。
とはいえ、間違えてもネジ止めだから、やり直し可能なのは助かるかも。
キャップをはめれば2つのアイピース完成!
これを変えることで倍率が変わります。
付属のシールは蓄光で光ります。これは星を導入するときに役立つやつ。
あとはスマホでの撮影がしやすいようなガイドリングは、助かりますね。
気をつけて欲しいこと
レンズはとても大事なパーツなので、面の部分に指紋やキズがつかないようにしてください。
レンズを持つときは、側面を持つようにしましょう。
観測するために必要なもの
望遠鏡は倍率が高いので、手に持って観測はムリです。
手に持った時のちょっとしたぷるぷるだけでも、星をみるには大きなズレになります。
必ず三脚を使いましょう。カメラ用三脚で大丈夫です。
まとめ
このサイトでは、私自身が使った経験のある望遠鏡の中でオススメできるモノだけを紹介しています。
触ってもない商品を「いいよ〜」なんてしたところで、伝わる文章にならないと思うし。
工作望遠鏡といえば、コルキットスピカが王道なのだけどボンドを使ったりするので、組み立てに失敗したら戻れないことも出てきます。
こっちの望遠鏡はネジだけで組み立てているので、解体も可能です。
断面図みたいに見れるから、望遠鏡の仕組みを勉強できるのも利点かもしれません。
コルキットより少しお高い値段だけれど、観察がメインで工作に苦労したくない人はコッチが良いのかも。
あとは、コルキットスピカと国立天文台望遠鏡キットでは接眼レンズの倍率が違う。その部分の比較はまた別記事にしたいと思います。
国立天文台望遠鏡キットの購入はこちら
参考
“国立天文台望遠鏡キット”“ビクセンオンラインストア”
その他のオススメはこちら