あ、こんにちは!
宙ブロガーのうららんです。
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”urara.jpg” name=”宙ブロガー:うららん”] そりゃー田舎でしょう! [/speech_bubble]まあ端的に言えばそうなんだけどね。。。
もう少し詳しく星がキレイに見えることについて説明したいと思います。
目次
星を見るには「場所×条件」が大事
星の光、天の川、星雲・星団といった宇宙からとどく光はとっても淡いです。
淡い光をこの目に捉えようと思ったときに妨げになるものが3つあります。
そして満天の星空を目指したかったら「場所」だけでなく「時期」も必要なのです。
その1:地球にある人工の光
ライト・ネオン・街灯みたいなピカーっと光ってるものはすべて妨げになります。
淡い光をかき消すだけの十分な威力があります。
スマホも!懐中電灯も!!
国際宇宙ステーションから夜の地球見たらどれだけ暗闇を潰しているか一目瞭然。
皆さん、おはようございます!今日は、ヨーロッパの夜景を紹介します。画面中央から左の少し上側に、長靴の形をした、イタリアが見えますね。手前右側の明るい街は、ハンガリーのブダペスト。その右上には、オーストリアのウィーンが見えます。昨年のウィーンへの出張が懐かしいです。 pic.twitter.com/ah6aA3yjWn
— 油井 亀美也 Kimiya.Yui (@Astro_Kimiya) July 5, 2017
そんな部屋や道を照らす光は実は、空をも照らしています。
あまりにドギツイと「光害(ひかりがい)」という公害として生態系に影響を及ぼすともいわれます。
(環境省に資料があるレベル)
都会の夜空が明るいなーって思うのはそのせい。
そしてそれが淡い星の光を目隠ししてしまうのです。
だから人工の光の少ない田舎の方が星空がキレイなんですね。
その2:お月さま
意外な盲点はお月さまです。
人工の光は下から空を照らしちゃいますが、満月はペカーーーーーっと夜空を照らしてしまいます。
満月なんてずっと見てたら眩しくて目が痛くなっちゃう。それぐらい強いんです。
美しく満ちた月と満天の星って実は共存できない関係なのです。残念。
満天の星空を見たい時は新月とか、お月さまが出ていない時間帯を狙いましょう。
その3:お天気
敵は分厚い雲だけじゃないっす!
空気中の水蒸気だったり、ホコリや黄砂だったり、薄い雲だったり。。。
晴れていても「空の透明度」には差がでます。
その透明度も少なからず【キレイな星空】に影響がでちゃうんですね。
台風一過っていう言葉があって、ガッツリ雨風があった後の空って真っ青で気持ちがいい。
それって空気中のホコリとかを雨風が洗い流してくれたから。
そんな日の星空はホンマにキレイですよ。
・・・まあお天気だけは事前に決められないのがツラいっすね・・・
キレイな星をさらに満天にするには自分の目がミソだった!
実は星を見るときにコツがあって、それだけで見える星の量が大きく変わります。
・暗闇に目を慣らす
・目に余計な光をいれない
この二つ。
前に天の川を見た時に、視線の先に外灯があったんです。
それを手で遮ったら見えにくかった天の川がハッキリ見えた。
手で遮るのは有効って聞いてたけど、あれって都心部より空が暗いところの方がより有効なのかもっ(当社比)て印象に残った出来事がありました。
あと暗闇に目を慣らすってのも大事なんですよ~
暗闇にいると時間がたてば目が慣れて周りが見えますよね。あの状態で星を見てほしいんですよ。
暗闇に来たばっかりより、目が慣れて周りが見えるようになった状態の方が淡い星を捉えやすいです。
暗闇に目を慣らしてる時に、スマホみたらリセットされちゃうんで気をつけてください。
おさらい
・暗闇に目を慣らす
⇒スマホみたらリセットされちゃうので注意
・目に余計な光をいれない
⇒手で遮るだけでも効果あり
みんなで星を見る時に出来るたった1つの優しい気づかい
オススメスポットまとめ
さて、星を見るためのコツをまとめたところで「じゃあ、どこにいけば?」となりますよね。
そんな(個人的な)オススメを3つにまとめました。
ざっくりな書き方なのは読んでいる方が日本全国だから。。。
おすすめ1:天文台
天文台は基本的に星がキレイに見える場所にあります。
そういった場所を訪れると星もキレイだし、天文台にある天体望遠鏡で星を見せてもらえたりします。
でも天文台って一晩中あいてるわけじゃないからね。開館時間調べて行ってね。
おすすめ2:キャンプ場
個人的に激推しなのはキャンプ場。
都心部にあるやつじゃなくて、ちょっと遠くにある感じのやつ。
そういったところは星空がキレイだし、夜ゆっくりと星空を眺めることができます。
我が家は流星群の季節にキャンプ行ったりしています。
とっても印象に残ったのは岡山の蒜山でのキャンプかな。
星が本当にきれいで、流れ星も頻繁に流れてて何時間でも見てられたなー
最初は親子で楽しんで、子供が寝たら自分だけの贅沢時間にしてました。
おすすめ3:星を推している観光地
星空がキレイだから来て!って推している観光地はいくつもあります。
有名なのは長野県かな。
長野県阿智村の天空の楽園はイチバン有名な星空ナイトツアーかも。
あと最近は鳥取県が【星取県】になりましたと声をあげてます。
色んな楽しい仕掛けをこれからやってくれるんじゃないかな。
お隣の岡山県も美星町みたいな星を大事にする条例を持っている町があったりする。
兵庫県にも夏のスキー場を利用した星空ハイキングもあります。
これから星空を観光資源にする取り組みって増えるかも。
あ、究極はニュージランドのレイクテカポです。
星空を世界遺産にしようと頑張っている地域で本当に有名な星空スポットですぞ。いきたい。
ほしのわ(宇宙・天文イベント検索ポータル)
(外部サイトにとびます)
まとめ
まあ結局、何が言いたかったっていうと場所に行くだけでは足りないってことなんですよ
明るい月のある時期を避け、電気の光を目に入れないように工夫する。
些細なことかもしれませんが、感動具合が変わります。
良いものをよりよく見たほうがお得ですから。
でも都会の空も悪くないよ。
見えるものはたくさんあるよ。
どっちの星空も好きでいてほしいなって思います。
自宅で星を見ると気づくたった1つのめっちゃ大事なこと
うららん(@uraright ) でした!
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(とはいえ、うららんはビクセン推しです)