夏休みの自由研究で【月の観察】をしたい時に気をつけるべき3つのこと:2019年夏

あ、こんにちは!
宙ガールブロガーのうららんです。

小学生だけでなく親が頭を悩ませる。

それが夏休みの自由研究。

そんな中で「月の観察」をする時に気をつけることをまとめました。お子さんの自由研究をサポートする際にご活用ください。

目次

とにかく安全第一であること

観察する場所が安全であるかってことがイチバン大事。

月の観察は基本的に夜になるので、外には1人にさせない。
自分の家の庭・ベランダであっても家族が把握してること。

夜をなめちゃイカンです。

観察する場所の方角知っておく

観察する場所はあらかじめ決めておくと良いです。

ベランダが一般的だと思いますが、そのベランダはどの方角を見渡せるでしょうか?
方位磁針で下調べしておくと夜にアワアワしなくて済みます(スマホにはコンパスアプリあります)

あと、周りに高い建物があると、月が見える時間帯・範囲が限られちゃうのでご注意を。

お月さまは見える日が限られている

太陽は朝に東、お昼に真上、夕方に西ってざっくりずっと一緒です。

でも月は毎日いる場所がちがいます
月は少しずつ満ち欠けしているんですけど、それに伴って毎日東の空から昇ってくる時間が変わります。

だから毎日同じ時間・同じ方角を見てたら、そのズレが分かります。
そういう「定点観測」を題材にするのもアリですよね。

例えばベランダで同じ時間に観測した時に、どの辺に月がいるのか・・・
場所だけなら曇ってても月の存在が分かるなら「カタチは分からんけど、このへんにいた」っていうのが書ける。

こーいうのって百聞は一見に如かずです。

お月さまの詳細な場所は国立天文台の暦計算室で事前に情報を知っておくのがオススメ
暦計算室/今日のほしぞら
(外部サイトにとびます)

新月すぐあとの三日月は夕暮れの西の空で見えてすぐ沈んじゃう。
満月前後はけっこう夜の観察に適している。
満月から3日ぐらいすると寝る時間より遅くに月が出てきます。

1か月ずーーーーーっと観察するのはむつかしい。
だいたい1~2週間の観測が良いのかなと思います。

2019年のお月さまスケジュール

8月1日が新月で、翌日から少しずつ月が満ちてくるので、8月3日ごろからお盆の頃までが観測に適した時期です。8月2日は月が細すぎて見つけにくいので、3日頃から観測を始めるのがベストです。

8月15日が満月です。ですので、子供が観察するならば17日ぐらいまでが良いでしょう。それ以降は、夜中に月が昇ってくるため、観察時間として厳しいかなと。

8月3日〜17日ぐらいまでの20時〜21時ぐらいを観察時間として考えて計画を立ててみてください。

まとめ

地球の周りをまわっているお月さま。
太陽と違って毎日姿も、出てくる時間も変わります。

その日々の変化が「暦」に反映され、人々の暮らしを支えていました。
それが「旧暦」っていうやつです。

月を毎日観察しながら、旧暦に触れてみるのも楽しいかもしれません。

天体観測は事前の準備次第でクオリティが変わります。
どんなことでも「準備」って大事。そこを学ぶ良い機会になると良いなーと思ってます。

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