StarGuideLaboでは、毎月第4日曜日に定例会をおこなっています。
今月は天文学芸員の塚田健さんに講師をして頂き「言葉」について学びました。
目次
プロが意識する「言葉選び」を学ぼう
星のソムリエ(星空案内人)は、観望会でたくさんの人に星を案内します。工作ワークショップを開催する方もおられます。
星に詳しい人、そうでない人がいて、どんな方にも楽しんで頂けることが幸せ。そのために「言葉」は、とても大切だと思っています。
言葉は使い方を間違えば、人を傷つけてしまうこともあるけれど、正しく使えば人の未来を良い方向に変えてくれるパワーがあります。
言葉を正しく使うことで、いろんな可能性が広がる。
そういった言葉の使い方を「星空案内」というテーマに絞って、定例会で勉強しました。
語彙力の大切さを知る
講師をお願いした塚田健さんは、平塚市博物館にお勤めの学芸員さんです。お仕事としてプラネタリウム解説も行うプロです。
本も出されてます。
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定例会の最初は、塚田さんが観望会で星空解説を行うことを想定した、解説例文を読みあげました。その中にある違和感を、みんなで挙げていきました。
この例文は、本来なら使わない表現や言葉を用いていたそうです。
具体的な例文があるとイメージがとってもしやすい。
さすがつかけんさん・・・
いろんな意見が出て、そこから話を広げて行きました。
たとえば、避けておきたい言葉や表現があります。
幾つか例があがりました。
・熟語の多様
・否定語を使うこと
・断定してしまうこと
・劣等感を与える表現
・イジるような表現
「文字」として書いた台本を読み上げるだけでは、伝わりづらい言葉がある事を学びました。
参加者が「聞く」だけの解説では、言い回しに特に気をつける必要があるのですね。
ニホンゴムツカシイ…
否定語を使うことを避けた方が良いとか、子育てでもよく言われるやつ・・・
ベースとなるのは、人とのコミュニケーションの基礎ですね。
それを改めて意識することで、受け手への「わかりやすい、ひきこまれる」解説につながるのだと思いました。
相手への配慮やリスペクト
定例会が終わって、思い出したのはディズニーが大好きなミュージシャンの浅倉大介さんのこと。
以前、浅倉さんがマツコの知らない世界という番組で、ディズニー音楽を解説されていました。その時の視聴者の方の感想ツイートが、とっても印象的だったのでご紹介します。
正直 浅倉さんのことを今日初めて知ったんだけれど、
逆にいうと、
先入観ゼロの状態で視聴して
不快感0%、楽しい100%だったので、
相手に対する気遣いや
好きなものに対するリスペクトがきちんとある人の話は、誰が聞いてもおもしろいのだと思います。#マツコの知らない世界— ちゃこ先生 (@ChacoSense) January 3, 2021
浅倉さんの喋り、良かった…
価値観を押しつけるわけでもなく
変態級にしっかり自分の思いを語り、
たまにマツコさんが飽きないように共通の話題を挟んでまた興味をもたせる…相手を不快にさせないで自分の好きなものを語る態度のお手本のような回だったと思う。すごかった!#マツコの知らない世界
— ちゃこ先生 (@ChacoSense) January 3, 2021
これまでにも何度も言ってるかもだけど浅倉さんの「初心者に優しい」とこが好きだ。“それ”を知らない後ろめたさとかをできるだけ感じさせないよう、気後れさせないよう、さりげない配慮が感じられるところが好き、めっちゃ好き。
— nana (@nana16747) January 28, 2019
星空案内も一緒ですよね。
「楽しい100%」と思ってもらうために、話し手として努力していきたいなと思う。
そのためにも、適切な言葉が選べるように語彙力は増やして行こうと改めて感じた時間でした。
塚田さん本当にありがとうございました。
次はなにの話題で講師してもらおうかな・・・笑
StarGuideLaboについて
StarGuideLaboは、うららんが運営する「星空を案内したい人」のためのコミュニティです。
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詳しくは下記の記事をご覧ください。
星空を魅せることが「あたりまえに」なるために、私たちができること。【#StarGuideLaboの入会ご案内】
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【おまけ】5月の定例会トピック
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