あ、こんにちは!
宙ガールブロガーのうららんです。
コルキットスピカ推し記事をたくさん書いたのですが、今回はデメリットの話。
目次
口径が小さい
天体望遠鏡は倍率よりレンズの口径が大事です。
口径って端的にいうとレンズの直径ね。カタログとかだと「対物レンズ有効径」ってなってたりするところ。これが大きいほど明るいし解像も良いのです。
テレビで強引に例えるとこう。
口径が小さい ⇒ ブラウン管テレビ
口径が大きい ⇒ 4Kテレビ
拡大した時に出る画質の(あくまで)イメージ
4Kテレビ>>(越えられない壁)>>ブラウン管テレビ
コルキットスピカはブラウン管テレビ側なので、がっつり倍率を上げることは厳しいのです。
なので倍率(標準は35倍)の壁は越えにくいなーって思います。
余談ですが粗悪品はこのレンズ自体の品質が悪い場合が多くて、レンズ口径以前の問題だったりしまするのでお気をつけ(^^;;
見れる天体が限定される
口径が小さいので倍率もあげにくいという話をしました。口径が小さいと暗い天体も見えづらくなります。
そいういったことを考えるとコルキットスピカで見る天体には月・水金火木土の惑星・肉眼で見える星ぐらいかなーって思います。
肉眼で見える星(恒星)は35倍で見ようがさらに倍率をあげようが「きらめくほし」なんだけど、金星は満ち欠けがわかるし、木星はガリレオ衛星を見つつ目が良ければ縞模様を感じる人もいます。
土星はまめつぶながら輪っかを感じる。
でもそんだけ見えたらけっこうな感じやでぇ。。。
三脚は微調整がツラい
コルキットスピカで使うのはカメラやビデオ用の三脚です。
これがびみょうーな動きがしにくくって不器用かつおおざっぱ人間の私は「キィーヽ(≧Д≦)ノ」ってなるときがあります。
微調整して固定するためにハンドル回したら腕があたってズレるとかね。。。(._.)
そこは天体望遠鏡を扱うために作ったものじゃないからしょうがないよね。
天体望遠鏡のために作られた架台(のせる台)は、当たり前だけど微調整しやすくて使い勝手がよい。架台の大切さをいつも再認識しちゃうのです。
まとめ
デメリットを知ることって大事です。
だって、使い勝手が悪い理由に気づいていないと人はイライラして投げ出してしまうから。「こういうものだ」という前提に立つのと、立たないのとでモノに向き合う姿勢が変わると思ってる。
天体望遠鏡は精密機械なので、工作望遠鏡よりも優れててあたりまえ。
ただし工作した望遠鏡にもメリットはたくさんあります。
デメリットを分かっていても、メリットが大きいから天文ファンの人も楽しく使っているのだと思います。
私もコルキットスピカ大好きです。
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