昨日は新型ロケット「イプシロン」の打ち上げでした。
残念なことに打ち上がらず延期になってしまいましたね。
未来のロケットと言われる次世代新型ロケット「イプシロン」
鹿児島の内之浦宇宙空間観測所ってところから打ちあがる予定でした。
今回のイプシロンさんにはROSEという人工知能が搭載されています。
そのローズちゃんが自律点検を行うという新しい仕組み。
それから、打ち上げまでのプロセスも超簡素化したというもの。
飛行機みたいに簡単に打ち上げれるように技術革新しました!!
って感じでしょうか・・・
今まで日本でロケット1機打ち上げるようと思ったら、整備に1か月半&100人程度必要だそうです。
でも、今回のイプシロンさんは1週間で最低2人で何とかできるらしい。
コストも半分以下になったそう。
ある程度のチェックをロケット自身が行えるようにした結果のコスト削減。
日本のお家芸っぽいイメージですね、技術力をあげて低コストと高性能の両立を実現だなんて・・・
ツイッターを見ていて色んな意見や情報が飛び交ってて、久しぶりに踊らされた感じがしました。
情報に踊らされないように気をつけてたのに、興奮すると冷静さを失ってしまいますね。
感情が入ると事実って正しい情報が伝わらないと言いますが、まさにそれかも・・・
起きた事象としては、
発射カウントダウン中に「ロケットの角度が1度ズレてんじゃね??」っていうのをコンピュータが検知して自動停止したって感じ。
どうやらロケットは正常な姿勢で、ロケットに搭載した姿勢角度を測るセンサーは正常だったんだけど、その数値を計算するためのシステム部分か又は通信部分での不具合がありそうとのこと・・・
じゃあなんで不具合がでたのか、どんな不具合だったのか?は今調査中だからそれまで待ちですね。
姿勢異常の検知はROSEとは関連がない部分で起きたとのこと。
昨日のツイッター上では「人工知能ROSEちゃんが守ってくれた!」って情報も飛び交ってたけどちょっと違うみたいですね。
でも、知らずに打ち上げてたらそれこそ大失敗してた可能性だってあるわけで・・・
そう考えると、ちゃんと停止できたことは、大きな失敗を未然に防げたってことは良かったのかもしれません。
今回の打ち上げは中止・・・っちゅうか延期。
初号機ですからね、不具合や想定外のコトはつきものだと思う。
そういった想定外のコトを経験値として、改良を加えていくのが「開発」というもの。
新しい技術を導入したのならば、それは当然のこと。
ちょっとした失敗を積み重ねて精度を上げていく。
本番で打ち上げないとわからないことだってたくさんあるのです。
それに今回は燃料を燃やす前に止まったので、機体は無事。
爆発するような大失敗ではありません。
でも打ちあがらなかったってことは、延期期間分のコストは発生するわけで、、、
開発には「予算」というものがあるので、その予算オーバーの可能性とか考えちゃう。
「成果」として次につなげることが出来るとしても、その分お金が余計にかかってしまうのは避けられないよね。
判明した原因が検討漏れ的なものだったら大チョンボだし。
完全なる失敗ではなく、プチ失敗。
そこを「成果」「経験値」という事だけで片付けてはアカンかもしれないね。
ただ、視聴者に正しく伝わるように伝えてほしいなあって思いまする。
今回の件は、好意的な意見や厳しい意見も見られた。
どちらの意見に対しても「そうだよなあ~」って思う自分はブレてるのかしら?と思いつつ。
きっとどちらの意見も的を得てるからなんだろうなって思います。
まあそんな意見はさておき・・・
ロケット開発メンバーが自信を持って「未来のロケット・イプシロン」を「スタンダードロケット・イプシロン」にしていってもらいたいなって思います。
うららん( @uraright ) でした!