子供に天体望遠鏡を買った後に親がサポートすべきたった1つのこと

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あ、こんにちは( ´ ▽ ` )ノ

子供に天体望遠鏡を買ってあげる親御さんも多いと思います。
でも、買ったはイイがアドバイスも何もできずに結局使えずお蔵入り・・・
かつての私の望遠鏡さんのことです(><)

それは勿体なさすぎます。
でも、天体望遠鏡は子供だけでは、最初は少し難しいものです。
親のサポートが必要なんです。

見たい天体がどこにあるのか・・・一緒に調べて考えてあげてほしい。それだけはサポートしてください。

入門としての天体で最適なのは「月」と「土星」
これが最初の関門。

そこは親御さんがサポートしてあげて欲しいってことで、月と土星を見つけ方と楽しみ方を少々。

お子さんと一緒に宇宙を楽しんで、
お子さんに天体望遠鏡に慣れてもらっちゃって、
ついでに親御さん自身も星好きになっちゃいましょー!!

 

さいしょは月を観ましょう

やっぱりお月様からってのが、王道かなって思います。
すぐ見つかるし、導入しやすいし。
(導入って望遠鏡で天体をとらえることね)

この前、観望会しましたが小学校低学年の子でも導入できてました。
導入してピントあわせて・・・すぐ見れます。

満月はめっちゃ明るいので、望遠鏡でずっと見てると目を痛めるので気を付けてくださいね。お月様の眩しさに是非ビックリしてください。

あと、欠けたお月様もオススメです。
欠けたお月様は、クレーターのボコボコが良く見える!!!

満月、上弦&下弦の月、三日月・・・いろんなお月様を観察してみてください。

ちなみにお月様にもお日様みたいに「月の出」「月の入り」があります。
月の出の時間に東からのぼってきて、月の入りの時間に西に沈む・・・
その時間が毎日変化するので、下のこよみでチェックしてみてくださいね。

月の出に近い時間に空をみると東の空にお月様いるし、
月の入に近い時間に空をみると西の空にお月様が輝いてます。

各地のこよみ(日の出、日の入り、月の出、月の入りの参考)

 

やっぱり土星は感動するよ!!

天体望遠鏡を見ていちばん感動するのは土星ではないでしょうか。

あの輪っかっぷりを写真ではなく、自分の眼で見てほしい!!!
感動ですよっっ!!!

土星も0等星前後の明るさ・・・街中でも肉眼で見つけやすいです。
大阪の街中でも見えます。

方角は南。

南の空にむかって顔を「くいっ」と少しあげて空を見てください。
そしたら、明るい星が2つほど見えると思います。
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左側は土星、右側がおとめ座の1等星スピカです。

土星の居場所がわかったら、天体望遠鏡を向けてロックオン!!
米粒よりも小さいですが、土星がはっきりと見えます。

【星ナビ】土星をみよう

 

天体望遠鏡はのぞき慣れることが必要

天文台で大型の天体望遠鏡を見た時に、教えていただいたことがあります。

それは、
「天体望遠鏡は覗き慣れることが必要」
ということ

星の光はあわいもので、それに対して目がピントをあわせなきゃいけません。
目の構造上、慣れてないとピントって合いにくく、慣れたらすぐに合っちゃうらしい。
何度ものぞいて、目を訓練してやる必要があるんだって。
そうやってピントが合いやすくしていけば、淡い星雲や星団にも挑戦しやすくなります。

天体望遠鏡は操作も慣れがいりますが、目を慣らすっていうことも重要。
何度も訓練すれば、脳も暗い中でのあわい光に対する反応が変わってきます。
脳みそってそういう構造をしてるらしいです。

何事も慣れなんですねえ・・・

 

【注意】雑誌に載ってる写真みたいにデカくクリアには見えません

雑誌や本でみる土星の姿や、星雲・星団・銀河の写真ってすごいですよね。
天体望遠鏡を使うとあれぐらい見えると思っている方が多いのですが、残念ながらあそこまでハッキリクッキリは見えません。
それに、ピントをあわせたとしても大気の状態や雲によって、ぼやけちゃったりしますしね。

鮮明な写真をイメージしてて、望遠鏡をのぞいてガッカリすると、そこから先に楽しむ部分が減っちゃうのであえて言っておきます。

でも、自分の眼で土星の輪や月のクレータ、木星の縞模様を見た時の感動は子供にとって印象的で得難い経験であって欲しいと願うわけです。

だんだん見慣れてくると、見え方が変わり細部が見えてきます。
それが天体望遠鏡での星空観察の奥深さかもしれません。

いろんな天体を見てみようっていう興味とか、
なんで、見慣れてくるんだろうっていう人体の不思議的な興味とか、
天体望遠鏡の仕組みってどんなのっていう興味とか、、、

慣れてくることで、いろんな方向の好奇心が出てくると親として嬉しいことだなって思います。

そのためには、「慣れ」るまで、親のサポートが少し必要な製品であることも認識してもらえると助かります。
でも親子で楽しめて、学べて・・・それっていいコミュニケーションだと思うなあ。

 

結論

 

天体望遠鏡は慣れが必要だったり、知識が必要だったりします。

でも、好奇心をうまく刺激してあげれると、楽しく学べるサイエンス!!って感じで、あとは子供も自分で調べていけるんじゃないかなーって思います。

天体望遠鏡は奥が深い機材なので最初は親がサポートしてあげて、一緒に楽しんで、一緒に感動した方が長続きする趣味になると思います。

たくさんの子供たちの意識に宇宙がおりてきますように。

うららん( @uraright ) でした!

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