宇宙パラシュートについて

モデルロケットと共に、たくさんの子供達に体験してほしい宇宙パラーシュート

何を作り、どんな学びを得るのか解説します

宇宙パラシュート工作とは?

文字のない設計書をもとに、パラシュートを作る。以上。

そのシンプルさが、逆にコンテンツを奥深くしているという不思議な工作です。

材料もシンプル。

  • ポリ袋(45リットルサイズ)
  • ビニール紐
  • ガチャガチャ用のプラカプセル
  • ガムテープ
  • ハサミ
  • 設計書

シンプルな材料だからこそ、何度でもやり直すことが可能だし、何個でも作ってOKのワークショップにしています。

ポリ袋をつなげて、デカイサイズを作る強者もよく出てきます。

文字のない設計書通りにポリ袋を折り、ハサミで切ると8角形ができます。ただ、折る方向を間違えたりすると、形が変わるのが難しいところ。

形が変わってしまっても、作りきってもらう。

「違う形だとパラシュートは、どのように落ちていくのか?」ということを知るのも、大事だと考えているからです。

工作教室などの多くは、失敗を体験することが少ないのかなと思います。私も天体望遠鏡の工作ワークショップでは、失敗させない工夫をしています。(使ってもらうことが目的なので)

でも、失敗を経験させることも大事だよな・・・って思うのです。

宇宙兄弟のセリフで「本気の失敗には価値がある」「失敗を乗り越えて作ったものは、いいものだ」という言葉があります。モノづくりにおいて、失敗は大事なデータであり価値です。

たくさん失敗して、試行錯誤を重ねる。こういう経験は学校でもなかなかできないと思う。

だからこそ、このワークショップには価値があると思うし、広まってほしいなと思っています。

やってみるからはじめよう

この設計書を作成したのは、岩谷技研の岩谷圭介さんという方で、岩谷技研さんは宇宙に行くための気球を開発している会社さんです。

気球が空高く舞い上がり、地上に帰ってくる時に使うパラシュート。それを子供達にも作れるように設計図を作ってくださいました。

数年前に岩谷さんの本を読み、ワクワクして、このパラシュートを広めたいと思いました。

「やってみるからはじめよう」は岩谷さんの言葉です。

私たちは色々知っているようで、何も知らない。

やってみるからこそ、学ぶべき知識を知り勉強する。やってみるからこそ、気づきがあり、色んなことが分かり、知恵がついてくる。

そういう思いがあるんじゃないかなと、解釈しています。

本を読んだのは、まだ私がリアル活動する前。その思いが、気がつけばカタチになりました。

たくさんのご縁があったおかげです。

私自身もいろんな失敗を繰り返しています。いつも試行錯誤だし、自己嫌悪に落ちることもたくさんある。でも、その中から「次はこうしてみよう」「だったらこうしよう」を考え、実行し、前に進む。

人ってそうやって強く、たくましくなっていくのかもしれないな・・・

宇宙パラシュートは、そういう体験の1つであって欲しいといつも思います。

実は親も修行の宇宙パラシュート

失敗を経験させることをテーマとしているワークショップ。

そのため、スタッフも声掛けはしますが「教える」ということをしません。自分で考えて、失敗して乗り越えてもらうためです。

つい口を出してしまいがちな親御さん。気持ちめっちゃわかります。

私も親ですから笑

ですが、ワークショップの趣旨をプリントで最初にご説明して、口を出さずにサポートしてもらっています。

これがまあ親の忍耐力が試されるわけですよ・・・低学年だとヘソ曲げちゃうこともありますから。それをなだめて、頑張らせるって大変・・・

親の方が、修行になる時があります。

それでも、その経験が親御さんにも学びになることがあるようです。感想アンケートにもポジティブな回答が多くて嬉しい。

保護者
保護者

小3は小3なりに、5歳は5歳なりに考えて作っていました。普段はつい口出ししてしまうので、子供の考えるのをじっくり待つのもいい経験でした。ありがとうございました。子供たちはすごくたのしそうでした。

保護者
保護者

学校の勉強で型にはめられるのが、苦手と気づいて本日の教室で失敗をしたことから学ぶということを教えて頂いて感謝いたします。

子供にもアンケート取るのですが、高学年になると感想もしっかりしてくる印象。

小4男子
小4男子

作り方がわからなかったけど、色々ためすと作れて最終的に飛ばせることもできて嬉しかったです

小4女子
小4女子

疑問がたくさん膨らみました。こうしたら何が変わるかワクワクしました。

お父さんと娘さんで参加されたご家族で、2人で設計書の裏に図解を書きながら相談していることがありました。2人で一生懸命何かを考えているようでした。きっと良いものを作るために相談してたのかなと思います。

教えるのではなく、一緒に試行錯誤して考える。良き・・・

いろんな頑張りや、ワクワクや、価値ある失敗体験をする宇宙パラシュート。今後もどんどん開催していきたいと思っています。

北神戸田園スポーツ公園にて5月18日に「宇宙パラシュート教室」開催決定!

星と宇宙の体験プログラム

イベントスケジュール
  • 3月16日(土) ボックスプラネタリウム 工作
  • 4月27日(土) モデルロケット、望遠鏡体験(アドベンチャーフェスタ 出店)
  • 5月18日(土) 宇宙パラシュート 工作
  • 6月15日(土) モデルロケット 工作・打上げ

北神戸田園スポーツ公園