バルーンロケットが真っ直ぐ飛ぶには理由がある!工作しながら体感しよう【コズミックカレッジ開催レポート】

子供向けの宇宙・天文ワークショップ「コズミックカレッジ」を北神戸田園スポーツ公園にて開催しました。

コズミックカレッジ はJAXA宇宙教育センターが協力し、同センターに登録している地域の団体が開催するものです。

そんなコズミックカレッジ の開催レポートです。

目次

バルーンロケットとは?

バルーンや傘袋などロケットのように長細いビニール袋に空気を入れます。
そして重りや、尾翼をつけてロケットに仕上げていく工作です。

今回は、JAXA宇宙教育センターが提供してくださった教材を使用しました。

空気が漏れない逆止弁がついてて便利・・・

ちなみに工作前の座学として、ロケットってこんなのがあるよ〜っていう打ち上げ動画を見ながら紹介しました。
(未就学児もいるので、難しい話はナシ)

まっすぐ飛ぶ工程を体感する

工作の過程で、バルーンロケットの先端にマスキングテープを貼ったり、後方に尾翼をつけたりします。
これらにはそれぞれ意味があります。

バルーンだけの状態では、重心と空力中心という力が同じ場所にあります。
これはバランスが悪いそう(なぜ?という話になると時間がかかるので割愛)

この重心と空力中心の位置が離れるほど安定してまっすぐ飛びます。
バルーンの先端にマスキングテープで重さをつけて重心を少し前に。
尾翼をつけることで空力中心を少し後ろにして行きます。

その工程ごとに、バルーンを飛ばしました。

バルーンに空気を入れた状態で飛ばす

先端の角をなくし、マスキングテープで先端に重さを出して飛ばす

尾翼をつけて飛ばす

少しずつまっすぐになって飛ぶようになることを、体感してもらえたらいいな。

まとめ

飛ばす場所が天気の良い屋外だったこともあり、子供達みんな楽しそうにバルーンを飛ばしていました。

作る工程がシンプルなだけに、飛ばすことをより楽しんでもらえるようなコンテンツ作りを意識しました。

作って終わりではなく、飛ばしながら作る。
作ってからも投げ方を工夫する。

そして、「なぜ羽が必要なのか?」「なぜ重りが必要なのか?」ちょっと不思議に思ってもらえたら嬉しいです。

参加者は、小学校低学年・未就学児が多かったので「不思議だな〜」「面白いな〜」という気持ちでいてくれたら満足です。

今回も参加者の皆様の暖かい感想。
本当にありがとうございます。

次回は12月のペンシルロケットです。こちらも楽しんでもらえるコンテンツになるよう頑張りたいと思います。