「ちょっとだけ難しいことに挑戦しよう!」モデルロケット開催レポート

たぶん10年越しの企画です。
モデルロケットを作り、打ち上げるワークショップを開催することができました。

目次

モデルロケットとは

モデルロケットとは、ガチの小型ロケットです。ロケット本体に、黒色火薬を用いたエンジンを装填して打ち上げます。

仕組みはしっかりとロケットです。
私が今回使ったモデルロケットは時速200km、地上40mまで打ち上がります!

迫力すごいよ!

https://youtube.com/shorts/46C1gIezCrY?si=pUuv6a45IIYmmcPQ

ロケット本体は、キット化したものを工作しています。
火薬エンジンはスタッフの厳重管理で取り扱っています。

教育教材として世界中で使用されてるそうです。

ロケットを作って飛ばそう

ロケット教室のコンテンツは3つ
 ・座学(ロケットってなあに?)
 ・工作
 ・打ち上げよう

開始時間までに、植松電機の社長のおはなし動画を流しました。

私がモデルロケット協会でのライセンスではなく、植松電機のUEパートナーになろうと考えたのは、植松社長のスピーチに感銘をうけたからです。

動画の後にイベントスタートです。

最初に日本のロケットの打ち上げシーンを見たり、ロケットってめっちゃ早いんだよという話を簡単にしました。

工作の基本は「自分で考えてやってみる」です。

「すごく迫力のあるロケットを自分の力で作れた!」という成功体験を得ることがモデルロケット教室で大事なことだと考えています。プラスで科学の知識が入ればラッキーぐらい。

「自分の力で」という考えがあるので、基本的には自分で説明書を読んで作ります。

スタッフは教えません。
でもフォローや補助はします。

許容できる失敗は、させたいと思っています。大事なことなので。
ただし、リカバリできない失敗はさせないようにスタッフが見守るスタンスです。

工作パートは、このさじ加減が難しいなと感じました。まだ初回なので試行錯誤ですね。

打ち上げは「いばらき夢ロケットプロジェクト」という、モデルロケット教室の先輩団体様にお手伝い頂きました。

時速200キロ、地上40mまで打ちあがる姿は、子どもだけでなく大人の心も掴むようです。
親御さんのテンションの上がり方もすごかったです。

走りたくなるよね!

企画運営もチャレンジだ!

モデルロケットは空高く打ち上がります。
風が強いと流されまくります。

火薬エンジンを使用することもあり、広い敷地と専門知識を持ったスタッフが必要です。そのため開催までのハードルが高いのです。

安全に指導を行うために、北海道の植松電機での講習を受け「UEパートナー」となりました。

子供たちに「ロケットづくりをチャレンジしてもらう」ワークショップですが、私やスタッフにとっても大きなチャレンジです。

参加年齢が幅広いため、年齢によってフォローの度合いも違います。そのバランス感覚は、これから回数を重ね成長していく部分なのかなと思いました。

打ち上げは、とにかく安全第一です。
風が強すぎると打ち上げができないし、風向きで発射位置が変わることもあります。

これも我々スタッフが、経験を重ねる必要がある部分です。

工作も打ち上げも「まずやってみる」ことで、見えてくることがたくさんあります。そこから改善を積み重ねていき、良質コンテンツに育て上げねばと思っています。

子どもの成長のためでもありますが、わたしたち大人もたくさん考え、成長していけるコンテンツかなと思います。

まとめ

今回も北神戸田園スポーツ公園の方には、神戸市への許可もとっていただき、たくさんサポートいただきました。

そして、先輩団体の皆様、一緒に教室を作り上げてくれるスタッフの皆様のご協力があり、開催する事ができました。

いつも本当にありがとうございます。

モデルロケットを通して、たくさんの子供たちに「自信をもつこと」だったり「科学やものづくりの楽しさ」だったり・・どんなことでもいいので、子供達の心に小さな種が蒔けると嬉しいなと思います。

ワークショップは「種まき」です。
種を育てていくのは、子供たち自身。

どんな種が蒔かれるのか、私にも分かりません。
思ってもない種だったりすることもあるかも。

たくさんの種が蒔かれ、色んな花が咲いて欲しい。そんなことを心から思いながら、これからも頑張りたいなと思います。