Yuri’s Nightとは、ユーリ・ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を成功させた日をお祝いする世界同時多発イベントです。
本来は4月12日なのですが、コロナで延期になりました。
そして11月にやっとリベンジができました。
私が開催したのは子供向け。
Yuri’s Night For Kids in KOBEです。
目次
ガガーリンを知り、宇宙飛行士のはじまりを知る
子供のあこがれの職業の1つである「宇宙飛行士」
そのはじまりは、ソ連(今のロシア)のユーリ・ガガーリンからでした。
ロケットに搭載した宇宙船にのり、地球を1周して帰ってくる。
いまでも色んな民間企業が宇宙旅行のためのロケットや宇宙船を開発しているけれど、なかなかうまくいかないことが多い。
それほど「宇宙空間に出る」というのは今でも難しいこと。
それを60年前に初めて達成したのがソ連。
そして、そのロケットに搭乗したのがユーリ・ガガーリン。
当時は、テレビまだ白黒・アナログだった時代。
携帯電話もゲームもPCもなかった時代。
誰も宇宙に行ったことがないから、無重力状態で人が生きていられるのかも分からない。
着陸船は安全に降りられないことが分かっていたから、途中で宇宙船から脱出してスカイダイビングのように地上に降りてくる。
(Yuri Gagarin and the Race to Space より引用)
すべてが未知で、すべてが死と隣り合わせ。
そんな中で勇気をもって、宇宙へと向かったガガーリンを称えて宇宙への想いを馳せる。
それがYuri’s Nightというイベントです。
世界中でイベントが行われて、サイトもあります。
想いの馳せ方は人それぞれ。
パーティでも、イベントでも、勉強会でも。
日本にも事務局があります。
宇宙飛行士に挑戦しよう
今回、神戸ではFor KIDSとして子供向けのイベントを開催しました。
20名の子供たちが参加。
ガガーリンから始まった宇宙飛行士の変遷を少しお話したあとに、コズミックカレッジの教材でもあるコミュニケーションパズルをやりました。
これは、いくつかの図形を言葉だけで並べて図柄を完成させるというもの。
コミュニケーション能力の1つの大事な要素として「言葉を扱う力」があります。それを訓練するためのパズル。
宇宙飛行士は管制官とのやり取りや、船外活動での交信において、言葉だけで正しく情報を伝える必要があります。
そのためには「言葉を正しく伝えること」「言葉を正しく受け取ること」が大事なのかなと。
みんな真剣。
そして3問目は星出宇宙飛行士から出題!
けっこう難しいけど、お父さんお母さんと一緒にみんな頑張っていました。
ユーリズナイト事務局からいくつかお土産を頂いておりました。
全員に配布できる用の缶バッチと、油井さんの本・絵本・アポだるまなど。。。
本やアポだるまは、ジャンケン大会でゲットしてもらうことにしました。
ここも宇宙飛行士に挑戦!ということで、ジャンケンのお相手は何と山崎直子さんでした!!
山崎直子さんからは、メッセージも頂き子供たちも「おお!!」と驚いていました。
まとめ
コロナの影響で色々な制限がありながらも、無事にイベントを終えることができました。会場となってる北神戸田園スポーツ公園さんには、いつもながら本当に尽力して頂いてます。ありがとうございます。
(モニター2台体制は秀逸だったです)
お手伝いしてくださるスタッフにも、本当に助けられてる。
ありがとうございます。
天文がベースの私なので、いつもとは違う企画体系のイベントは学びも反省もめちゃんこ多かったです。
そして、「宇宙に行きたい・宇宙飛行士が憧れ!」という子供たちのキラキラした目を肌で感じました。
もっともっと子供たちの好奇心を刺激したい!
どうやったら「宇宙に行きたい」「宇宙飛行士になりたい」気持ちを膨らませてあげれるのか…?
そんなことを改めて考えています。
イベントを通して子供たちに「成果物」を得て欲しい。
それが工作による「物」だったり、体験による「経験値」だったり…それは企画によって有形無形と様々なんだろうけど。
「いろいろ」がイイよね。
誰に何が刺さるか分かんないし。
自分がワクワクしながら、次の一手を考えようと思う。
それが誰かの「意味のあること」になれば最高ですよね。
【星出さんのパズル出題はコチラ】
パズル台紙は「コミュニケーションパズル JAXA」で検索するとでてきます。