太陽より大きな恒星の話は、よくあるけれど・・・
太陽と同じぐらいの恒星って地球から見えるんだろうか?
そんな疑問が浮かんだ夜。
専門家が教えてくれました。
太陽より大きな星たち
太陽との大きさ比べは、Youtubeに行けば分かりやすい動画がたくさんあります。
夜空に光る1等星は、太陽より大きなものが多いです。
とっても遠い場所にあっても、キラキラと光って見えるのは大きいから。
でも太陽と同じ大きさ・・・って?ってふと疑問が湧きました。
素朴な疑問なのだけど・・・太陽より大きな恒星はいっぱい情報見つけれるけど、太陽と同じぐらいの大きさの恒星って地球から見える星であるのですか?🤔
— うららん@宙ガールドットコム編集長 (@uraright_blog) August 13, 2020
検索してもうまくひっかからないので、ツイッターで問いかけてみました。
ソーラータイプと言う名の太陽っぽい星たち
やっぱりTwitterすごいですね。詳しい方からの回答を頂きました。
南天の星ですが、ケンタウルス座α星Aが太陽と同じぐらいの大きさタイプの星です。南十字星の近くに見えます。
しかも4光年あまりと激近物件です。ですが、、連星なので太陽系とは全く環境が違いそう…
— よるうどん (@nightudon) August 13, 2020
ソーラータイプやソーラーアナログ、ソーラーツインって検索するとある程度の情報が引っかかります(タイプ→アナログ→ツインの順に似ていきます)。残念ながら日本から見える1~3等星はないですね。4等星なら、りょうけん座β星(カラ)とか、アンドロメダ座υ星Aとか…。
— TSUKADA Ken (@tsuka_ken) August 13, 2020
南天(南半球で見える星)に行けば、南十字の近くに。
日本では肉眼で探すことは困難なようです。
でも4等星なら双眼鏡で探すことは可能な気がしますね。
そうですね~、もし望遠鏡で5.5等星が入れられそうであれば、これからの季節はペガスス座51番星なんかおすすめですね。惑星が回っていますし、というか初めて系外惑星が発見された恒星ですし、今年は発見25周年ですし。
— TSUKADA Ken (@tsuka_ken) August 13, 2020
あとは観望会でペガスス51番星を見せてあげられると楽しそう。
ざっくりでしたら、スペクトル型がGで光度階級がV(主系列星)の星は太陽と似ているといって差し支えないと思います。理科年表などで探してみても…って全然ないんですけどね。ステラナビゲータ―で丹念に見ていくという手も…(^^;;
— TSUKADA Ken (@tsuka_ken) August 13, 2020
ここまでくると、ちょっと難しくなってきますが。
スペクトル分類というやつで、恒星は表面温度や、構成される物質で分類を決められています。
それで太陽と同じ分類は「太陽っぽい」で良いかもね?という話です。
太陽系の中で主軸となっている太陽も、広い宇宙の中では大きな星でもない。
それでも私たちにとって大事な大事な星。
そんな星と似た星が夜空で見上げることが出来ればちょっと面白いなと思いました。
そこには惑星はあるのだろうか?
そして地球のような生命に溢れる星があるのだろうか?
そんなことに思いを馳せながら、少し違った気持ちで空を見上げても面白いなと思ったのでした。