【部分日食】見るまでのプロセスを大切にできれば

(トップ画像は2019年1月の日食の時の写真です)

天文現象って見れなかった時の落胆ぷりって大きいですよね。

SNSがあるから見えている地域があるのも分かる。
めっちゃうらやましい。

そして何よりモヤっとするのが、終わってから晴れること。
あれいちばん「なんでやねん」って思う。

目次

見れなかった日食

コロナの影響で、日食観察イベントはできませんでした。
それでも、20枚ある日食グラスを「子供と一緒に見たい」と言う同僚たちに貸し出しました。

日食グラスをご提供いただいた、ビクセン様ありがとうございます!

イベントという形式は取らなかったけれど、出来ることをやりました。

詳細情報はLINEで流す。
日食中もLINEで色々とお話をする。

ただお天気が悪かったので、見れなかった人・一瞬だけ見れた人ばかり。

早々に諦めたり、ガッカリした子も多かったんだろうな・・・
そのまま「もう、天文現象はいいや」ってなっちゃう子がいないかと不安になります。

プロセスを含めた体験と捉える

今回、日食グラスを貸し出した方々には事前にLINEで色々と連絡しました。

 ・太陽を直視しないなどの安全性に関すること
 ・前日に日食時間帯の太陽の位置を確認しておく
 ・日食グラスを試しておく
 ・どこで見るか決める
 ・日食の豆知識

天文現象を見るという体験の前に、少しの準備と、少しの知識が大事だと思う。

準備することで落ち着いて見られる。
知識があれば体験がより感動的になる。

個人的にはそう思っているからです。
好奇心を刺激するには、体験の前に少しの知識をプラスすることが大事なのだそう。

それでも天文のつらいところは「体験」が天候によって出来なくなる可能性があること。ガッカリ感は相当だったりします。

手の届かない存在みたいだ。 pic.twitter.com/ONQa0sTqbt

— うららん@宙ガールドットコム編集長 (@uraright_blog) June 21, 2020

中継があったりするけど、それは体験とは違うものね・・・

だから「日食を見る」以外の、プロセスも含めて体験だと捉えられると良いなと思います。
そのためには、準備・知識の部分にもワクワクしてもらう必要がある。

うまくいかなくても、また頑張ろうって思える状況を作ってあげる。

そのためには、どうすれば良いのか。改めて考える機会だったなと思いました。

太陽はいつもそこにある

当日のお昼は、日暈(にちうん)という現象を見ることができました。
(お天気が崩れる前触れなので、ヤバイ気持ちが生まれたやつ)

日暈(にちうん)がうっすら見えた。 pic.twitter.com/TZi7qKsgvK

— うららん@宙ガールドットコム編集長 (@uraright_blog) June 21, 2020

そして日食が終わった後には美しい夕陽

あるあるやと思うんです。
天文現象終わってから、キレイに見えるってやつ… pic.twitter.com/NXL1Y4dED1

— うららん@宙ガールドットコム編集長 (@uraright_blog) June 21, 2020

何で日食の時だけ晴れない・・・という気持ちはある。正直ある。
それでも、太陽はいつもそこにある。

曇っていても地球を明るく照らし、
気温の元となり、
動植物の栄養素の元になる。

地球の生きとし生けるものは、太陽があってこそ。なくてはならないものって「空気みたい」って言うけれど、太陽だって同じだと思う。

そして宇宙や星への好奇心は、そういった当たり前すぎてスルーしている存在に改めて気づかせてくれる。

地球を大事にするために、当たり前だと思うことに目を向けて意識する。天文現象とともに、そういったことも今後は伝えられたらいいなと思いました。

10年後は晴れるかな?

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