オーバーホールした天体望遠鏡が紡ぐほっこりとした想いたち


(写真提供:ビクセン)

あ、こんにちは!
宙ガールブロガーのうららんです。

前回の記事で天体望遠鏡をオーバーホールに出しました。
メンテナンスを終えて戻ってきた天体望遠鏡を見た時に感動しました。

それはきっと、メンテナンスをしてくださった職人さんのお気持ちを知ることができたからだと思います。

目次

25年という時間の積み重ね

今回のオーバーホールは良い機会なのでブログ記事にしようと最初から考えていました。
だから、写真提供をお願いしたり、修理窓口の方に質問を色々したりしていました。

そんなメールの中に作業をしてくださるスタッフさんのお声が混じっていました。

お預かりしましたカスタム60L天体望遠鏡は、古い製品ですがとても綺麗にご使用いただいており大切に使っていたものだとスタッフも喜んでおりました。

<中略>

三脚伸縮部のネジがうまく締まらない点も、スタッフも、確かにこれは締めづらいですね、何とかしましょう、とボルトを加工して空転しない様な対策をしていただくことになりました。

(メール抜粋)

お蔵入りしていた時期が長かったとはいえ、引っ張り出してきてからの数年は活躍していた望遠鏡です。

大切に使ってくれていると感じてくれて喜んでいると知るだけで私も嬉しくなるのです。

しかも作業をしてくださった職人さんは、この望遠鏡シリーズを発売当時から組み立てていたとか。
25年前に自分が組み立てたかもしれない望遠鏡が、時を重ねてオーバーホールに出される気持ちって感慨深いものなのかもしれないね。

いまの機械類って精密だったりソフトウェアの進歩が速いので、寿命が極端に短くなってる。
そんな中でこれだけ時を重ねてもじっくり向き合える天体望遠鏡ってすごいなあ。。。

ユーザーの姿を届けてみた

嬉しいって言われて、こちらも嬉しくなったのでメールで写真を送りました。


ご近所の子供たちが使っている写真です。

ご近所で集まっているレベルであれば、私は何も言わずに好きなように子供たちに触らせています。

そんな使い方してますよって知ってほしくて。

男の子たちの様子、いいですね。
すごく楽しみにしていて望遠鏡を覗くのが楽しくてしかたがないという感じがつたわってきますね。

望遠鏡に触れられて自分で操作できる子供たち、とても楽しそうでこのようなきっかけを作ってもらえることはとても幸せな子供たちだなと思います。

<中略>

実は私も中学生の頃、友人から譲っていただいた望遠鏡がカスタム経緯台でした。
ずいぶん長い間使っておりましたが、赤道儀の購入を機に友人に譲りました。

新しく購入した赤道儀もビクセン製ポラリス赤道儀でしたので、それ以来ビクセンが好きになり、紆余曲折ありましたが現在ビクセンに勤務させて頂いております。

これからもカスタム60L天体応援協で多くのお子様たちに星を見せてあげてください。
また調子が悪くなったり、万一故障などした場合は喜んで修理調整をさせて頂きます。

オーバーホールをしたスタッフは年配の職人のような方で、ガラケーしか持っていないので後で写真を見せてあげようと思います。

お写真を頂いた件は伝えさせていただきまして、電話の向こうで照れくさそうに喜んでおりました。

(メール抜粋)

修理の窓口になってくださっている方のビクセン愛・・・

自社製品に対して口だけで「誇りを持っています」っていう人っていっぱいいるんですよ。
その割に、ちゃんと使ったことなかったりしてさ。。。

そーいう人を私は自分の会社でいっぱい見てきているので、本当に自分の会社の製品を愛している人には敬意を払いたいです。マジで。

それは本当に素晴らしいコト。
その気持ちがないと良い製品は出来ないと思ってる元SEのうららんなのです。

まとめ

修理担当窓口のかたの想いだったり、照れくさそうに喜んでくれたオーバーホールをしてくれた職人さんの気持ちだったり、メンテナンスのお写真だったり。

普段だったら見えない部分を少しだけ見ることができました。

ホッコリした気持ちで、戻ってきた天体望遠鏡を見たから余計に感動したんだな(*´꒳`*)

このメールを肴に良い酒呑めます ←