子供たちに天体望遠鏡を扱う楽しみを!【星の教室:アポロ宇宙船の着陸地点をみつけよう開催レポート】

緊急事態宣言下ではありますが、星の教室を実施しました。
タイトルは「アポロ宇宙船の着陸地点をみつけよう」です。

たくさんの大人たちの努力と協力で、子供たちに「学び・体験」の場を提供することができました。

天体望遠鏡を自分で操作するという体験

天体望遠鏡を使ったイベントといえば「観望会」がメジャー。
私も年1回の観望会運営を行っています。

天体望遠鏡で月と星をみよう2020開催レポート【コロナ対策もキッチリ】

観望会の主たる目的は「星空案内人が天体望遠鏡で月と星を見せる」こと。スタッフが星を導入してのぞいて見てもらって楽しんでもらいます。

今回は「こどもたちが自分で天体望遠鏡を操作する」ことが大きな目的の1つ。

天体望遠鏡を買ってスグに挫折するのは、操作の正解が分からないからじゃないかな?っていうことをSNSにつぶやいてバズったことがあるけれど、それに対するアンサー的な企画の側面もありました。

天体望遠鏡がタンスの肥やしになるのは「どの状態が正解なのか?」を知らないから

小学2年~中学生の子供たちが実際に天体望遠鏡を触る。
最初はおそるおそるだったけど、慣れてくると「すごーい!」の連発です。

ただ「慣れる」までに個人差があるので、子供たちのペースを見てあげなきゃって思います。
ピント合わせと導入のプロセスを分けて、練習させるのがよさそう。

まずピントが合った状態の対象物を見せる。

ちょっとピントをずらし、合わせる体験をさせる

対象物をすこしずらし、真ん中に導入させてみる

こんな感じで。

今回はファインダーを使わずにピント合わせ・導入に特化しました。

あいにくの雨で、月も星も見ることはできませんでした。
でも、北神戸田園スポーツ公園は少し高台にあるため、数キロ先も見える場所。

体育館の軒下で雨をしのぎながら、数キロ先の看板や信号を見てもらいました。

鉄塔の灯より信号や看板を見る方がピントが合ってるかどうか分かりやすいと思う。
とくに看板の文字は、ピントが合うかどうかの判断がしやすい気がします。

天体望遠鏡でアポロ宇宙船の着陸地点をみつけよう

今回の講師は、星空案内人の同期である本田さん。

月観察の目標設定を「アポロ宇宙船の着陸地点」にするという、本田さんの着眼点に惚れ込んで講師をお願いし、実現した教室でもあります。

単純にクレーターを探そうというよりも「あそこに人が降り立ったんだ」という具体的な場所を探す方がワクワクするよね。

まず座学として月の知識、クレーターに色んな名前がついていること、着陸地点を探す目安などを教えてもらいました。

晴れていれば、電子観望で着陸地点をモニターで映しながら望遠鏡で月観察をする予定でした。

今回は雨だったので、望遠鏡操作をたのしんだあとは工作をしました。
(工作内容は本田さんプロデュース)

月の写真と豆知識をコラージュしてフォトフレームに入れました。
本来、観察するはずだった着陸地点に小さなシールを貼って、晴れたらお家で見上げてほしいという願いを込めて。

みんな真剣でした。

まとめ

今回のイベントは天体望遠鏡メーカーのビクセンさんが機材協賛してくださいました。おかげで「1家族1台」望遠鏡をお貸しすることができました。
座学のテーブルにはビニールの仕切りを公園施設の方が作ってくださいました。

家族以外の人との接触が極力減らせる。
そういった状態が作り出せることで開催に踏み切りました。

子ども達が意欲のある時に、学ぶ機会が断たれるのは心苦しい。

私たち大人が会食を我慢するのとは違う。
その瞬間じゃないとダメなこともあるんじゃないかなって思う。

とはいえ、開催することが偉いわけではないし、中止する勇気だってとっても大事。
何かあったら叩かれることも覚悟している。

判断基準は人それぞれだと思っています。

緊急事態宣言下かつ雨模様・・・それでも参加してくれた子供達。
楽しみにしていたんだと思います。

アンケートは「とても楽しかった」という感想ばかりでした。
保護者向けアンケートでは「子供がより興味を持ってくれたようだ」「楽しそうに望遠鏡を触っていた」というお声を頂きました。

楽しんで頂けて本当に良かった。

メーカーの協賛、良質コンテンツを持つ案内人さん、場所の地の利。
そしてサポートしてくれるスタッフや施設の方々。

全ての要素がうまくハマっていて出来た企画でもあるなと思います。

観望会とともに続けていきたいなって改めて思いました。