あ、こんにちは!宙ガールブロガー うららんです( ´ ▽ ` )ノ
昨日の天体写真ほど素晴らしいものは撮れませんが、
お家からだって星空写真は撮れます。
今回はISO感度という設定を変えながら星空写真を撮ったお話しです。
目次
ISO感度と露光時間を変えて同じ空を撮ってみた
週末の深夜、、、空がキレイで星が良く見えた日がありました。
住宅街の中、目を慣らせば3等星のアルビレオもチェックできるレベル。
東の空には夏の大三角、南の空にはさそり座や土星が目立っていました。
同じ夏の大三角で2枚違ったカタチの写真をパチリ☆
三角形の頂点がこと座のベガ(おり姫さま)
右下の点がわし座のアルタイル(彦星さま)
左下の点がはくちょう座のデネブですよ~
【カメラ設定】↑↑
ホワイトバランス:蛍光灯
ISO感度:1600
露光時間:15秒
【カメラ設定】↑↑
ホワイトバランス:蛍光灯
ISO感度:100
露光時間:10分
【使用機材】
本体 :Canon EOS Kiss X50
レンズ:EF–S18–55 IS II(標準レンズってやつ)
あとは、リモートスイッチと三脚は必須です。
露光時間が長いと、それだけ星が動きます。
10分ほどシャッター開けてるとこれだけ星が動きます。
でも、ISO感度を一番低く下げても街灯の多い住宅街では10分が限界かな。
15分も開けてたらたぶん画面もっと白くなっていたと思います。
ちなみにISO感度1600のままでシャッターを10分開けていると、真っ白で何も映りません。長くシャッターを開けて写真を撮るためには、ISO感度を下げる必要があります。
ところでISO感度って何やねん?
デジタルカメラはレンズを通して光を取り込み、それを撮像素子で電気信号に変換して画像にする道具。どれだけ光を取り込むかってのを調節する色んな設定があります。
カメラを使いこなすって、光を知り、味方につけることだと思う。
その光を味方につけるための設定が「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」
「絞り」は「レンズが光を通す量」
「シャッタースピード」は「レンズが光を通す時間」
「ISO感度」は「光に対する敏感度合」
人間に例えて言うならば、、、
シャッタースピードは、瞬きするまでの時間。
絞りはレンズを眼に例えた時にカっと見開いてるか、薄目にしているかって感じ。
ISO感度は、目から入った光の情報を脳に送るために信号変換するんだけど、その信号の情報量度合どうする?って感じかな。
ISO感度って機械的に説明すると途端に難しくなる・・・
光を撮像素子っていうところで電気信号に変えるんだけど、その信号をどれだけ増やす?っていうイメージ。だったら常にめっちゃフルMAXで信号送ればいいやん?ってハナシになるんやけど、フルMAXだとノイズというものが入ります。
それが、画像になった時のざらつき感に変わるわけです。
ISO感度が低いほど、暗い写真になるけどなめらかな画像。
ISO感度が高いほど、明るい写真になるけど粗い画像。
そういった性質があります。
という事は、ISO感度を高くすると露出時間が少なくて済むので、星が流れにくい画像になります。
逆をいうと、ISO感度を低くすると露出時間を長くできるので、星が線になる画像が撮れます。
その差を利用して撮ったのが最初の2枚というわけです。
結論
星は淡い光です。
だから、写ってくれるまでシャッターを開けておかねばなりません。
でも、街灯などの街明かりの光もしっかりとカメラには入ってきます。
その辺を考えながらお家からの星空を切り取ります。
星の動きはゆっくりなので、色々と考えながらじっくり向き合えるのが星空写真のイイところ。
たくさん撮って楽しんで下さいね。
たくさん撮っていくと、設定に関する感覚がハダで分かってくる。
それが技術なのかもしれないね。
うららん( @uraright ) でした!
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