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オーバーホール(分解点検修理)した天体望遠鏡がバージョンアップして戻ってきた件

   


(写真提供:ビクセン)

あ、こんにちは!
宙ガールブロガーのうららんですヽ(*´∀`)ノ

オーバーホールという言葉をご存知でしょうか?

オーバーホール(英語: Overhaul)とは機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のことである。

出典:ウィキペディア

機械製品の人間ドックって感じですかね?

天体望遠鏡も長く使っていたら色んな所にガタがいくもの。
長く使っていくために私の天体望遠鏡をオーバーホールに出した結果、感動するレベルで良くなってかえってきました。

というわけで、そんなオーバーホール体験記です。

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オーバーホールのタイミング

25年前に両親に買ってもらった天体望遠鏡。
昔はwebで調べるという手段がなくって、扱い方が分からずにお蔵入りしていた時期があります。

ですが、今や自宅でひとり楽しむだけじゃあきたらず。

お友達とのスターパーティーだったり。

ご近所の子供たちに触らせたりと今や大活躍しております。

それだけ使っていると気になる点が出てくるわけで。。。

 ・三脚のねじが回しにくい
 ・カメラの重みに微動部が耐えられない
 ・ファインダーのOリングが切れた
 ・汚れが気になる

そんな中でビクセンの新妻社長が丁寧に教えてくれて。

https://twitter.com/uraright/status/906509530116235264

(私の天体望遠鏡はビクセン製品)

ちょうどその頃、地元のボランティアネットワークの方にこの望遠鏡の話をしたら
「親御さんの想いがこもったモノだから、たくさんご縁を運んでくれるのね」
って言って下さったのが決定打でした。

金額的にもお安いものではないので「メンテ出そう」って気持ちが固まったのはこの言葉だった。

たくさん活躍してくれている望遠鏡へのお礼。

修理担当に聞いてみた

オーバーホールのタイミングってよくわからないですよね。

修理担当の方に聞くと特に何年経ったらみたいなことはなさそうで、ご自身が使っている感覚で出されている人が多いとのこと。
(メーカーの方、違ってたり追加がありましたらご指摘ください修正&追記します)

夏に向けて梅雨時期に依頼が多いといわれるオーバーホール。

【屈折望遠鏡】
・対物レンズの汚れが気になってきた
・ドローチューブの動きが悪くなってきた

【反射望遠鏡】
屈折望遠鏡よりも光軸がずれやすいので、光軸調整をかねて洗浄を依頼されたりする

【赤道儀&経緯台】
・ガタが多くなってきた
・クランプ(締め具)を緩めたときの動きが固い
・微動の動きが悪い

あとお蔵入りしてたものを使ってみようと思って出したらカビだらけだったので依頼されることもあるそうです。

どうしようかなーって迷っていたら、問い合わせメールをしたら相談にのってくれるそうです。

実物を送って判断してもらうことも可能だそうです。
(送料自己負担)

ビクセン:修理に関する問い合わせ
修理のご案内|ビクセン
(外部サイトにとびます)

 

気になる方は、まずメーカーさんにメールで聞いてみて判断すれば良いと思います。

ビクセンさんはすごく丁寧に対応してくださいました。

オーバーホールの手順

天体望遠鏡を梱包するのって大変。
この労力がイチバン大変だったかも。。。orz

良いサイズの段ボールがないので、ホームセンターで買ってきた2つを合体。

プチプチも大きいのを購入してぐるぐる巻きにしました。

工作感ハンパない・・・( ;∀;)

修理依頼票を同封するとスムーズです。

修理依頼票ダウンロードできるページ
修理のご案内|ビクセン
(外部サイトにとびます)

 

あとは運送会社さんに取りに来てもらって送付。
送りの送料と梱包材料費で4000円ちょいかかった。

その後、連絡があって
「これだけ作業します、見積はこれぐらいです」って言われます。
そしたら全部やるのか、部分的にお願いするのかを決めてやり取りをして作業開始になります。

オーバーホールの作業工程

今回、修理明細書に記載されていた項目はコチラ
 ・鏡筒オーバーホール
  (光学面清掃、光軸調整、接眼部調整)
 ・経緯台オーバーホール
  (分解グリス洗浄、再グリスアップ、再組立て調整)
 ・対物レンズキャプ補充
 ・接眼部キャップ、天頂プリズムキャップ補充
 ・ファインダーオーバーホール
 ・Oリング補充
 ・天頂プリズム分解清掃
 ・開き止め交換(三脚部分)

がっつりとした故障部分はなかったです。

でも、経年によるレンズの汚れだったり、経緯台の微動部にもネジが緩んだりしてのガタがきてたようです。

レンズが汚れているともちろん天体を見る時の妨げになるし、微動部のガタは天体の導入や観測でイライラのもとになる。

その辺の確認はやっぱり職人さんにお任せするのが安心です。

オーバーホールの様子をビクセンさんに写真ご提供頂きました。
(ありがとうございます)

ウォーム軸洗浄の様子

さすがに25年物のネジの汚れハンパないです。。。
作業前後の比べたら段違い!

コリメータ検査の様子

ちゃんと入ってくる光がまっすぐになるように調整する感じですね。なかなか見れないこの様子(*°∀°)=3

ファインダー対物レンズの清掃

鏡筒対物レンズの清掃

1年ほど前から三脚の足をのばすためのネジが空回りしてうまく締めれなくって困ってた問題は加工してもらって無事解決。

ネジ部分が普通の蝶番だったのが、まわしやすい持ち手になってた!
蝶番は手が痛くなってたんで、これは助かりました!

あと無くしてたキャップ類が補充されてたの地味に嬉しかったです。
(ビニール袋をカバーにしてたからw)

オーバーホール2つの問題

天体望遠鏡は繊細な商品なので、メンテナンスをプロに依頼したいと思っている人が多いはず。

ただ、問題点やっぱりこの二つかなって思います。

 ・金額問題
 ・梱包問題

私の分も25年前の商品なので保証期間とかすでになく、、、

今回かかった費用はだいたい鏡筒・経緯台それぞれ諭吉さん1人ずつって感じです。
分解して洗浄してっていうことを考えたら妥当な金額かなーと。

これが赤道儀だったり、反射望遠鏡だったらまた変わってくるのかな?

問い合わせて見積もってもらって初めて金額が見えてくるのも少し不安を感じる要素ではあるなーって思います。

目安だけでもあればいいなあってちょっと思う。

あと購入した時の段ボールって速攻捨てちゃったりするんですよね。
そしてそれに合った箱ってホームセンターでも売ってなくて、今回みたいに自力で工作することになる。

この梱包の手間が本当にしんどかった!

サイズのあった段ボールさえあれば!!ってめっちゃ思う。

まとめ

メンテが終わって戻って来た望遠鏡を開けた時のワクワク感。
新品を買った時以上の感動がありました。

それはこの望遠鏡に愛着があったこと。
メンテをしてくださった職人さんの想いが入ったのが伝わった部分があったからですね。

そのエピソードは次の記事で(๑ ́ᄇ`๑)
(友達に話したらめっちゃホッコリしてくれた)

これからも星とともに生きていくから。
これからも大事に使っていきたい。

そんな気持ちがより強くなったなメンテナンスでありました。

うららん(@uraright_blog ) でした!

※「宙ガール」は株式会社ビクセンの登録商標です。
※本サイトは個人ブログであり株式会社ビクセンとは関係ありません。
(とはいえ、うららんはビクセン推しです)

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